Markus Nilles — 自然写真家、フォトジャーナリスト、WildeNatur.com 創設者

大きな望遠レンズを持つマルクスの接写ポートレート、背景はぼやけた森。

自然を撮影した画像や映像は、
人間の知覚では見逃してしまう流れを可視化し、
隠れた世界へ扉を開いてくれます。

マルコスの活動の中心にあるのは、完璧な写真を撮ることではなく、その背景にある自然界での体験そのもの、野生動物との出会いや、特別な場所への旅行です。彼にとってカメラとは、そうした冒険を記録するための道具なのです。
その時の体験は写真や映像として残しておけば、何年経っても鮮明に呼び起こすことができます。まさにこうした思いから、早くも10代前半にして、写真と映像に対する彼の情熱が芽生えたのでした。

自然を撮り始めた原点は、海中にありました。
沖縄への旅で、マルコスは妻と共に潜ったダイビングの体験を映像に留めておきたいと考えました。その頃、彼は妻にこう語しました。「いつか二人で年を重ねたとき、撮った映像を観て、あの時の冒険に再び没入できるようにしたい」と。
最初のGoPro映像は、やがて旅や風景の写真へと広がり、のちに野生動物写真へとつながっていきました。

現在、彼の撮影の仕事の大半は、野生動物との出会いを写した写真です。
彼が初期に撮影した鳥の写真のうち、2枚は今も壁に飾られています。カワセミと、獲物を捕らえたミサゴです。
写真としては、彼の中で最も優れた作品というわけではありません。しかし感情的に、とても大切な写真です。その背景に思い出があるからです。

この姿勢は、WildeNatur.comにも反映されています。根底にあるテーマは、自然界への冒険、野生動物の観察、写真、そして屋外で出会う特別な瞬間をより意識的に感じ取り、自分自身のためにカメラで記録することです。

自然体験から写真へ

マルコスの写真の多くは、決して偶然の産物ではありません。シャッターを切る前には、入念なリサーチ、現地調査、そして観察を行います。
彼はブラインド(隠れ場)に身を潜めて撮影するスタイルを好み、時間をかけてその土地を理解していきます。
そこにどんな生き物が生息しているのか?
彼らはどのような動きをするのか?
動物たちを脅かすことなくカメラを構えられる場所はどこか?
といった具合です。

WildeNatur.com

2016年、マルコスはimpressions4all.deというドメインで、自身の自然体験についてブログを書き始めました。当時は、主に日本についての記事が中心でした。2022年には、自然の冒険、撮影技術、野生動物写真を扱う編集型ウェブサイトとしてWildeNatur.comを設立しました。

このウェブサイトでは、実践的なノウハウと、自然の中での体験談を織り交ぜて発信しています。「アウトドアでより多くのことを経験し、カメラと知識、そして忍耐力をもって、自然界で自分だけの特別な瞬間を記録する方法を学びたい」そんな思いを抱くすべての人に向けて作られています。

当然ながら撮影機材も大切な要素です。しかしカメラやレンズは最終的には道具です。大切なポイントは、撮影を通して何を残すかです。何年経っても自分を幸せな気持ちにしてくれる瞬間を、どう記録するかということです。

所属団体・掲載実績

マルコスは、ドイツ自然写真協会(GDT)およびドイツ・フォトジャーナリスト協会(DFJ)の会員です。彼の写真は、ドイツ版とポーランド版の「Welt der Wunder」などにも掲載されています。

機材

MarkusはSonyのカメラとレンズで撮影しています。

  • カメラ:Sony α1、Sony α7R VI
  • レンズ:
    • Sony 400 mm f/2.8 GM
    • Sony 200–600 mm G
    • Sony 100–400 mm GM
    • Sony 90 mm f/2.8 Macro G
    • Sony 16 mm f/1.8 G
    • Tamron 28–75 mm f/2.8
  • テレコンバーター:
    • Sony 1.4x、2x
  • 三脚・アクセサリー:
    • Berlebach UNI 22C
    • Rollei Rock Solid Alpha XL Mark II Carbon
    • Manfrotto XPRO+
    • Eckla-Camdisk
    • Flexshooter Pro Lever