
自然写真を愛する皆さん、こんにちは。
「野鳥撮影をはじめる人へ」という一連の記事では、これからカメラを持ってフィールドへ出る方が、万全の態勢で臨めるように内容を組んでいます。前回のテーマは「管理された環境」でした。そこから一歩ずつ、印象に残る動物写真へ進んでいきます。
今回は、野鳥撮影で欠かせないカメラ設定を2つ紹介します。コンティニュアスAF(Continuous Autofocus)と連写(バーストモード、連続撮影)です。この2つには枝分かれした話題がいくつもぶら下がっていますが、この記事ではいったん脈絡に置き、シリーズの先の記事で扱います。この2つの設定が写真の質と命中率をどれほど上げるのかをつかんでいただくため、まずは利点から見ていきます。
これから動く被写体と向き合い、読みのきかない場面や速いアクションを捉えたい野生動物写真の撮り手にとって、コンティニュアスAFと連写の組み合わせは大きな武器になります。
コンティニュアスAFは、動く被写体にピントを追従させ続けます。結果として写真はシャープになり、被写体の動きもよりよく伝わります。
連写は短い間に何コマも撮る機能で、決定的な瞬間を押さえられる確率を高め、あとからべストを選べるだけの枚数を手元に残します。この組み合わせで写真の質は上がります。カメラがピントを絶えず合わせ直しながら、同時に何枚も続けて撮るからです。状況が目まぐるしく変わる場面や、読みのきかない被写体でとくに効いてきます。
総じて、コンティニュアスAFと連写を使えば、動く被写体をシャープに、高い質で捉えられる可能性が高まり、決定的な瞬間にも届きやすくなります。さまざまな状況への対応力も上がります。
コンティニュアスAFとは何か。 (Continuous Autofocus)
コンティニュアスAFは、動いている対象にピントを自動で保ち続けます。シングルショットAF(AF-S/One Shot)と違い、ピントを絶えず合わせ直します。動く被写体をシャープに残したいとき、とくに頼りになります。
連写とは何か。 (バーストモード、連続撮影)
連写は、シャッターボタンを押したままにすることで、短い間に何枚も撮る機能です。決定的な瞬間を押さえる助けになり、あとからべストを選ぶための枚数を残してくれます。
お手元のカメラで、コンティニュアスAFは見つかりましたか。
コンティニュアスAFの呼び名はメーカーによって異なります。
- Canon:AI Servo(AI Servo AF)
- Nikon:AF-C(Autofocus Continuous)
- Sony:AF-C(Autofocus Continuous)
- Fujifilm:AF-C(Autofocus Continuous)
- Panasonic:AFC(Autofocus Continuous)
次の記事ではこの2つの設定をもっと細かく見ていき、カメラのほかの設定とのつながりも示します。コンティニュアスAFと連写の利点をさらに引き出せるようになり、写真はもう一段よくなります。
それまで、良い光に恵まれますように。
FAQ:野鳥撮影で決め手になる2つのカメラ設定
野鳥撮影をはじめる人にとって、もっとも大切なカメラ設定2つは何ですか。
コンティニュアスAF(Continuous Autofocus)と連写(バーストモード)です。シャープで命中率の高い野鳥写真の土台になります。
野鳥撮影でコンティニュアスAFがこれほど効くのはなぜですか。
鳥は絶えず動くからです。コンティニュアスAFならピントが追従し続け、被写体はシャープなままです。
コンティニュアスAFとシングルショットAFは何が違いますか。
シングルショットAFは一度ピントを合わせたらそこで固定されますが、コンティニュアスAFは被写体の動きに合わせてピントを変え続けます。
野鳥撮影で連写は何をもたらしますか。
連写は1秒間に何枚も撮るため、完璧な瞬間を引き当てる確率がはっきり上がります。
AF-Cと連写の組み合わせがこれほど効果的なのはなぜですか。
カメラがピントを追従させながら同時に何枚も撮るからです。速くて読みのきかない動きでも、命中率が大きく上がります。
この組み合わせがとくに向く場面はどこですか。
飛翔中の鳥、飛び立ちと着地の瞬間、狩りの飛行、餌渡し、急な方向転換といった場面です。
CanonのカメラではコンティニュアスAFを何と呼びますか。
CanonではコンティニュアスAFをAI Servo(AI Servo AF)と呼びます。
コンティニュアスAFは自分で有効にする必要がありますか。
あります。通常はカメラのAFメニューで意識的に選んでおく必要があります。
連写とは正確には何を指しますか。
シャッターボタンを押したままにして、速いコマ送りで連続して撮ることです。
連写にすれば画質は自動的に上がりますか。
技術的な画質そのものが上がるわけではありません。ただし、ピントが来てタイミングも合った一枚を得られる確率ははっきり高まります。
コンティニュアスAFと連写は初心者にも向きますか。
向きます。はじめたばかりの方こそ、この2つは野鳥撮影で早く手ごたえを得るための近道になります。
この2つだけで納得のいく野鳥写真になりますか。
土台としては最重要ですが、あとからシャッタースピード、ISO感度、AFエリアといった設定を足していく必要があります。
読みのきかない被写体でこの設定がとくに効くのはなぜですか。
鳥は飛ぶ方向も速さも位置も突然変えます。この2つの機能は、まさにそのために作られました。
この設定はほかの野生動物にも使えますか。
使えます。哺乳類も、飛んでいる昆虫も、動く野生動物の撮影なら同じように向いています。


