ドイツには実に多くの鳥がいます。なかでも青い羽を持つ鳥は目を引き、鳥類学者もバードウォッチャーも引きつけてやみません。この記事では、ドイツの青い鳥たちに光を当てます。
ドイツでとくに目を引く青い鳥
青い羽を持つ鳥はドイツにいくつかいます。代表的なのは次の鳥たちです。
カワセミ(Alcedo atthis)

カワセミは、ドイツでもっとも知られた青い鳥のひとつです。小さいながら目を引く鳥で、鮮やかな青と橙の羽が日の光で光ります。ヨーロッパでの個体数はここ数年で少し増えました。生息環境の改善と保護の取り組みの成果です。ただし、安心できる成果ではありません。この青い宝石は、つい最近までドイツのレッドリストに名を連ねていました。
アオガラ(Cyanistes caeruleus)

鮮やかな青と黄の羽で知られるアオガラは、ドイツに広く分布し、人気のある鳥です。この小さな鳥は、声の美しさと、さまざまな環境に馴染む力で知られています。街なかの庭にも姿を見せます。青い羽を持つ鳥のなかでは、もっとも名の知れた存在でしょう。
ゴジュウカラ(Sitta europaea)

ゴジュウカラも、ドイツの青い鳥のなかで見逃せない一羽です。幹や枝を、上向きでも逆さまでも同じように移動できることで知られています。背面の青い羽ははっきりとしていて、他の鳥と見分けられます。力強く、遠くまで通る声も特徴で、ドイツの森でよく耳にします。ドイツ語では「Spechtmeise(キツツキガラ)」とも呼ばれます。見た目はカラ類なのに、強い嘴を持ち、大きな音を立てて種子や木の実を割るからです。
保護の取り組みは青い鳥の個体数にどう影響しているのか
ドイツで定期的に繁殖する259種の鳥のうち、二種に一種は環境の変化と生息地の喪失によって強く脄かされ、レッドリストに載っています。この数十年で保護と支援の取り組みは数多く行われてきましたが、全体の状況は依然として厳しいままです。目の前の課題の大きさに比べれば、焼け石に水の感もあります。2021年には、ドイツで繁殖する259種のうち43%がレッドリストに載りました。
まとめ
ドイツの青い鳥、とくにカワセミ、アオガラ、ゴジュウカラは、この国の豊かで多様な鳥の世界を物語っています。ただし、ドイツの鳥をとりまく状況はよくなく、先行きも明るいとはいえません。だからこそ、身近な鳥たちの生息地を守り、残す取り組みを続けることが大切です。次の世代も、この青い鳥たちの息をのむ美しさに出会えるように。


