BIF:Birds in Flight、つまり飛翔中の鳥

BIFは「Birds in Flight」の略で、日本語では「飛翔中の鳥」にあたります。飛んでいる鳥を撮る、あるいは観察することを指します。鳥は速く飛び、しかも読みにくい動きをするため、これは簡単なことではありません。BIFの撮影には、速いカメラ設定やAF設定といった専用の機材だけでなく、撮る側の経験と手の内も問われます。その一方で、鳥を生息地のなかで見、記録する方法としてはこの上なく面白いものです。

ぼかした緑の背景を前に、魚をくわえて飛ぶアジサシ
ぼかした緑の背景を前に、魚をくわえて飛ぶアジサシ

BIF:飛翔中の鳥を撮る

基本データ:飛翔中の鳥の押さえどころ

  • 定義:英語の「Birds in Flight」(BIF)。飛行中の鳥を撮ることを指す。
  • 難しさ:鳥は速く、しかも読みにくい動きをする。
  • 技術:適切なカメラ設定と正確なAFが欠かせない。
  • 面白さ:鳥を生息地のなかで記録する、引きこまれる方法。
  • 機材:明るいレンズと、連写速度の高いカメラが理想。

目次

  1. はじめに:Birds in Flightは何が特別なのか
  2. BIF撮影の技術と機材
  3. コツ:BIFをうまく決めるには
  4. つまずきやすいところとその越え方
  5. FAQ:Birds in Flightのよくある質問
  6. ショートリスト:色の特徴

はじめに:Birds in Flightは何が特別なのか

細かな雨のなか、魚をつかんで飛ぶミサゴ
細かな雨のなか、魚をつかんで飛ぶミサゴ。

飛んでいる鳥を撮る、見る。これは引きこまれる難題です。技術と忍耐、そして瞬間を見抜く目のすべてが重なります。鳥の飛翔には勢いと優雅さ、そして速さがあります。そこが「Birds in Flight」の面白さです。

この撮影は、鳥の美しさとしなやかさを写し取ることを可能にします。同時に、鳥の行動や動きの型への理解も深まります。自然を好む人にも、鳥を愛する人にも、写真を撮る人にも、BIFは当たりです。


BIF撮影の技術と機材

飛翔中の鳥をうまく撮るには、技術と機材の選び方が決め手になります。主なところを挙げます。

1. カメラ設定

  • シャッタースピード:動きを止めるため、速い値を選びます。たとえば1/2000秒。
  • AF:コンティニュアスAF(AF-C)を選びます。被写体がシャープなまま残ります。
  • ISO:光が足りなければISO感度を上げます。ただしノイズには注意を。

2. レンズ

  • 少なくとも300mmの望遠レンズを使います。遠くの鳥も引き寄せられます。
  • F2.8のような明るいレンズなら、光の厳しい場面でも撮れます。

3. そのほかの機材

  • ジンバル雲台を乗せた三脚や一脚があると、鳥を追いやすくなります。
  • 連写をすばやく書き込むため、速いメモリーカードが大切です。

コツ:BIFをうまく決めるには

黒い背景を前に、魚をくわえて飛ぶシマフクロウ。光る瞳にピント
黒い背景を前に、魚をくわえて飛ぶシマフクロウ。光る瞳にピント

1. 時間帯を選ぶ

  • 早朝や夕方は光が柔らかく、鳥も活発なことが多くなります。

2. 鳥の行動を覚える

  • 飛び方の型、よくいる場所、飛び立ちと着地の位置を見ておきます。この知識が、決定的な瞬間を先読みする助けになります。

3. カメラを安定させる

  • なめらかな動きで鳥を追い、カメラを静かに保ちます。ブレを防ぐためです。

4. 空を背景に使う

  • 晴れた空や薄雲の空なら、鳥がはっきりと浮かび上がります。

5. 根気よく待つ

  • 納得のいくBIFには時間がかかります。最初の一枚が決まらなくても、落ち着いて集中を切らさないこと。

つまずきやすいところとその越え方

1. 速い動き

  • 対策:連写速度を上げ、コンティニュアスAFを使う。

2. ごちゃごちゃした背景

  • 対策:手動でピントを合わせるか、空の開けた場所を選ぶ。あるいは流し撮りを使う。

3. 弱い光

  • 対策:明るいレンズを使い、ISO感度を上げる。

4. 突然の方向転換

  • 対策:カメラを振る練習をし、動きを一定に保つことに意識を向ける。

5. 遠くの鳥

  • 対策:少なくとも400mmの望遠レンズなら、遠くの鳥も細部まで写せる。

FAQ:Birds in Flightのよくある質問

1. BIF撮影に向くカメラは何ですか。

AFが速く、連写速度の高いカメラが理想です。

2. 専用のレンズは必要ですか。

少なくとも300mmの望遠レンズをおすすめします。

3. BIF撮影に一番良い時間はいつですか。

早朝か夕方です。光が柔らかく、鳥も多く活動しています。

4. 速い動きを止めるにはどうしますか。

速いシャッタースピード(1/2000秒など)とコンティニュアスAFを使います。

5. 眠い写真を避けるにはどうしますか。

カメラを静かに保ち、振る練習をし、速いシャッタースピードを使います。


ショートリスト:色の特徴

  • 空:澄んだ青空や薄雲の背景が対比をつくる。
  • 動き:鳥のシャープな細部と、自然な飛翔の型。
  • 色:空を背景に、鳥本来の色が際立つ。
  • 勢い:流れるような動きが一瞬に止まる。
  • 対比:鳥が背景からはっきりと分かれる。