奥行きが出ると、写真は一段上のものになります。逆に、画をつくる手立てが欠けると、多くの写真は平たく見えます。立体感を出したいなら、前景の要素を意図的に使うことです。 草でも、枝でも、石でもかまいません。手前に何かがあるだけで空間に層が生まれ、見る人の目が画面の奥へ引き込まれます。開放で撮れば、この効きはさらに強くなります。前景や背景がやわらかくぼけ、主役がはっきりと浮かび上がって立体的に見えます。 この程度の手間で、奥行きと構造、そして緊張感が生まれます。一層だけの平たい写真から抜け出せます。
WildeNatur.com 自身のフィールドワーク写真と文: Markus Nilles。校正はAIの支援を受けています。