撮影のヒント
- レンズ: 400mm以上
- 難易度: ふつう
イソヒヨドリ、学名Monticola solitariusは、スズメ目に属する興味深い鳥です。全長はおよそ20cmで、ホシムクドリよりやや小さいものの、目を引く体色と用心深いふるまいが、見ごたえのある姿をつくっています。
イソヒヨドリの特徴
イソヒヨドリは雌雄で見た目がはっきり異なります。オスは黒みをおびた青の目立つ羽衣をまとい、メスは灰黒色に明るい斑が入った色合いです。この違いのおかげで、雌雄の見分けはたやすくなります。おもに暮らすのは山あいの谷、岩の海岸で、ときには廃墟や集落にも姿を見せます。
イソヒヨドリの暮らし
イソヒヨドリは、遠くまで響く、笛のようでもの悲しいさえずりで知られています。そのさえずりは、夕方や雨のあいだなど、ほかの鳥が黙っているときにとりわけよく通ります。さえずる場所はふつう岩の頂で、ときには目を見はるような滑翔のさなかにも声を出すほどです。イソヒヨドリは渡り鳥で、毎年同じ繁殖場所へ戻ってきます。
イソヒヨドリの食べもの
高い場所から獲物をうかがって狩る鳥です。おもな食べものは昆虫で、これを巧みに捕らえる狩り手です。ときには液果も食べ、地面から直接、あるいは草木からついばむこともあります。水はイソヒヨドリにとって欠かせないものであり、そのため水辺の近くで暮らすことが多く、そこで水浴びもします。
イソヒヨドリの繁殖
イソヒヨドリは岩のすきまや空洞で繁殖し、5月に4〜5個の卵を産みます。抱卵するのはメスで、期間はおよそ12〜13日です。かえったヒナはおよそ18日を巣で過ごしてから巣立ちます。親は雌雄そろって子の世話をし、繁殖地を移動するあいだも付き添います。
イソヒヨドリの観察
イソヒヨドリを観察するなら、山地や岩の多い海岸沿いを探すとよいでしょう。さえずりが目印になり、晴れた日にはとくによく聞こえます。少しの根気と双眼鏡があれば、この興味深い鳥を本来の生息環境で眺め、その独特の美しさにふれられます。
イソヒヨドリは、さまざまな特徴とふるまいをそなえた興味深い鳥で、観察の対象として見ごたえがあります。おもな情報は次のとおりです。





